前回、「高級ブランドのドアマンのつらいことは?」をテーマにしましたが、今回は真逆、魅力やメリットについて解説していきます。
ハイブランドのドアマンは、かなり特殊な環境で働く仕事。独特なメリットがあるので、これから就職する方の参考になれば幸いです。
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スポンサーリンクノルマや締切に追われず働ける

私がハイブランドのドアマンをしていて一番に感じるメリットは、ノルマや締め切りというものに追われることなく働けることです。
今月の売上を気にする必要はない
今日中に終わらせないといけないタスクもない
ただ淡々と、ドアマン業務に従事していればよいというのは、精神的にかなり楽でした。
私は個人事業主からの転職でしたので、売上を気にしなくてもよい仕事はいいなと素直に思いましたよ。
もちろん、前回お話したように、体力的につらいと感じる部分はあります。また、ドアマンは警備業務なので、安全を守るという責任もありますから、ストレスが皆無とは言えません。
でも、ノルマや締め切り地獄を経験した人なら、結構癒やされるというか、安心して働けると感じるのではないでしょうか。
黙々と、目の前の仕事に集中すればよい。
ある意味職人のような気分で仕事をこなせるのは、ハイブランドのドアマンの大きな魅力です。
経営者や投資家の話を聞ける

2つ目の魅力は、成功している経営者や投資家の目線から、現在の社会情勢の話を聞けるということです。
普段はなかなか接する機会のない方たちの話を聞けるというのは、貴重な体験ですよ。
といっても、機密情報みたいなモノは聞けません。
そんな情報を漏らすような人たちは、そもそも成功しませんから。
あくまでも、誰もが知っているニュース、話題になっていることに対して、成功している経営者や投資家から見るとどう考えるのかという話です。
例えば2025年では、オーバーツーリズムや移民など、外国人関係の話が話題になりました。
また、金利上昇、インフレ、人手不足、AIの発展と普及なども話題ですね。
こういう経済状況や流行、業界の隆盛などについて、庶民とは違う視点の話を聞ける。なかなか参考になりますよ。
成功している方々は、社会情勢について関心の高い人ばかり。
ドアマンは接客をしないので直接質問することはできませんが、自然と耳に入ってくる会話だけでも、とても勉強になります。
法令遵守がしっかりとしている場合が多い
3つ目の魅力は、ドアマンを提供している警備会社は、労働基準法など、法令遵守・コンプライアンスがしっかりとしている場合が多いという点です。
これはなぜかというと、警備会社がハイブランドの企業との契約する際、法令遵守を徹底することを厳しく求められるからです。
ハイブランド側からすると、労働基準法などを守れない企業と契約なんてしたら、ハイブランドのイメージ失墜につながりかねません。
このような姿勢があるからこそ、しっかりとしたサービスを提供し続けられるんですね。
豪華な差し入れをもらえることも
最後は、豪華な差し入れをもらえる場合もある、という話です。
ハイブランドの常連客のなかには、スタッフに差し入れをくださる方もたくさんいます。
ブランドの販売員だけでなく、「ドアマンさんもどうぞ」と言われることも少なくありません。
自分ではなかなか買わない、ワンランク・ツーランク上のスイーツなどを食べられるかも!?
もちろん、これはお客様のご厚意によるモノなので、過度に期待したりこちらから要求したりするのはNGです。
でも、ちょっとしたラッキーがあるから頑張れるというのも人間の本音。変化の少ないドアマン業務の、ささやかな楽しみです。


