自転車で手が痺れる人へ【原因と自分でできる対策とは】

自転車の画像

以前「自転車で手が痒くなる理由」についてお話ししたところ、

こんなご質問をいただきました。

ロードバイクに1時間乗ると手が痺れます。翌日になっても治らない場合も増えてきました。

前傾姿勢は負担が大きい

どうして自転車に乗り続けると手が痺れるのか?

答えは前傾姿勢にありました。

ロードバイクに乗るとき、前傾姿勢になりますよね。

前傾姿勢は体の瞬発力を発揮できる姿勢ですが、

首に大きな負担がかかっています。

自転車の前傾姿勢と手の痺れ

ロードバイクのような前傾姿勢では

頸椎にかかる重さが22kg~27kg程度に達すると言われているのです。

長時間その状態が続くと、

首周りに集中している神経や血管に負担がかかり、

手の痺れという症状が出てきます。

特に週末だけロードバイクに乗るような人で、

首周りの筋肉が鍛えられていない人は要注意。

慢性化すれば頚椎症になる恐れがあるのです。

家でできる手の痺れ対策①

前傾姿勢で首に負担がかかることが

手の痺れにつながっています。

それでは、予防する方法はないのでしょうか?

実は、ちょっとしたエクササイズをするだけで

首への負担を和らげることができるのです。

まず、ちょっとしたスキマ時間には肩を回したり、

肩を上下に動かすようにしましょう。

仕事の合間やトイレのとき、食事前や寝る前など

コマメに肩を動かすと

首周りの筋肉の緊張をとき、柔らかく保つことができます。

本格的に首・肩まわりのエクササイズをしたいなら、

この動画が参考になりますよ。

https://youtu.be/cRX8zdPirWo

家でできる手の痺れ対策②

首、肩まわりのケアをしたいなら

温めて血行をよくすることが基本です。

特におすすめなのが寝る前に首を温めること。

首への負担を癒やし、

睡眠の質も高まるので一石二鳥です。

手軽に首を温めて血行を良くできる便利グッズもたくさんありますよ。

例えば「メディカル首ストレッチャー」というグッズ。

メディカル首ストレッチャー

中にお湯を入れて湯たんぽのように暖めながら、

磁器の力と頭の重さを利用して

首周りのストレッチができるようになっています。

首を温めたりストレッチをしてみると、

いかに自分の首に負担がかかっていたのか分かるようになります。

自転車を思い切り楽しむなら、

自転車をメンテナンスするのと同じように

自分の首もメンテナンスすることが大事なんですね。