フリーランスの屋号の印鑑について【勝手に作っていいのか】

フリーランスの印鑑

フリーランスの人で屋号をつけている。

その場合は請求書や領収書の印鑑ってどうしてますか?

ほどんどの場合は個人名の認印を使っていると思います。

でも事業が軌道に乗り始めると、屋号で呼ばれることも増えます。

どうせなら屋号用の印鑑も欲しいですよね。

屋号入りの印鑑は勝手に作ってOK

結論から言えば、勝手に印鑑を作っても問題ありません。

丸印でも角印でも大丈夫です。

あくまでも認印なので制限はありません。

印鑑登録の必要もありません。

事業で使う領収書や請求書など、必要を感じる書類にバンバン捺印しましょう。

角印を使った請求書や領収書は、厳粛な雰囲気が出る気がします。

ネットショップ経営者はメリットが大きい

ネットショップで商品を販売している人は、領収書を求められることがありますよね。

個人用の認印を使った領収書でも問題はありません。

でも、たまに厄介なお客さんがいます。

「もっとちゃんとした領収書はないのか!」などと理不尽なクレームを言う人がいるんですよ。

フリーランスの屋号用印鑑と領収書

個人の名字だけの認印を使うと安っぽく見えるようです。

角印を使うと、見栄えが良くなるのかお客さんからの信用度が増す気がします。

そんなクレームを言う人はごく僅かなのですが、顔の見えないネットショップこそ信用第一。

角印があって得することはあっても損することはありません。

実印が求められる書類には使えない

フリーランスの屋号用の印鑑は、あくまで認印です。

法律行為を伴う契約書など、実印が必要な書類には使えません。

契約書

実印が必要な書類には、個人として印鑑登録した実印を使います。

フリーランスは屋号をつけても法人ではありません。

契約主体はあくまでも個人です。

そのことだけ注意していれば、自由に印鑑を使っても大丈夫です。

近所の印鑑屋は割高なことが多い

印鑑はどこで作っても良いのですが、最近はネットで発注するほうが割安だと感じます。

近所の印鑑屋で発注すると事前のデザイン確認ができないですしね。

(頼めばできるかもしれないが頼みにくい)

書体やデザインにこだわりたい人には不向きです。

書体・材質・デザインなど印鑑は意外と奥が深いです。

事前のデザイン確認ができる通販サイトを探しましょう。

お気に入りの印鑑を使うと、仕事がもっと楽しくなります。

下記サイトは事前のデザイン確認ができますよ。
↓↓↓↓


個人事業主で屋号なしのデメリットはあるか

個人事業主としてバリバリ働くぞ!

意気揚々と開業届を書いていると「屋号」の欄が…

屋号って決めないとダメなのか、

ないとデメリットがあるのか?

私も個人事業主ですので、

経験から疑問点についてお話します。

屋号は空欄でも良いのか

まず、そもそも屋号の欄は空欄でも届け出できるのか。

これについては大丈夫です。

個人事業主

税務署に出す際の屋号はあくまでも参考です。

税金については屋号をつけてもつけなくても、

個人のあなたの所得で計算されます。

屋号を届け出ない場合のデメリットはあるか

個人事業主は屋号をつけてもあくまで個人。

契約や税金関係は全て個人にかかってきます。

私も個人事業主として活動していますが、

屋号なしでデメリットを感じたことはありません

「信用を得るには屋号を届け出たほうが良い」と言う人もいます。

ですが、

開業届に屋号を書かなかったとしても

オンラインショップに屋号をつけられます。

事業を運営する上で制約は何もありません。

後で屋号付きの銀行口座を作りたくなったら?

私が気になったのは、

開業届で屋号を書かず空欄にしたけど

銀行口座を屋号入りで開設したい場合です。

実際に試してみたのですが、

開業届に屋号が入っていなくても開設できました。

個人事業主が屋号入りの口座を開設する場合

「屋号+個人名」の口座になります。

このとき本人確認書類や開業届の控えを提出しますが、

屋号を使って事業を行っていることの

確認を求められても大丈夫。

屋号入りのサイトを作っていれば

そのサイトを紙に打ち出しても資料になります。

個人事業主

屋号入りの名刺や請求書、

領収書も屋号を使っている確認資料として扱ってもらえます。

屋号のつけ方で気をつけること

やっぱり屋号はつけておこうかな…

そう考えるなら、事前に調べてほしいことがあります。

まず、あなたの地域で同じ屋号がないかどうか。

商標登録されていない限り、

同じ屋号でも問題ないですが紛らわしいです。

相手の会社にとっても自分にとっても不利益になるので

インターネットで検索してみましょう。

商標登録がされているかどうかは、

特許電子図書館で探すことができます。

個人事業主が屋号を付ける場合は、

○○会社、○○法人という屋号はつけられません。

この他にも法人格があるかのように錯覚させる屋号はダメです。

個人事業主

これさえ守れば後は基本的に自由ですが、

短くて分かりやすい屋号にしましょう。

覚えてもらいやすいし、

名刺や請求書、領収書を作るときに書くのが楽になります。

後で屋号をつけたい・変更したい場合

開業届で屋号を書かずに提出した後、

やっぱり屋号をつけたくなった。

事業ごとに複数の屋号をつけたい。

この場合でも、わざわざ届け出をする必要はありません。

2つでも3つでも屋号を名乗って問題ありません。

どんなに屋号をつけても、契約するときは個人としての契約になります。

利益も経費も全部合算して個人の所得として計算します。

個人事業主

開業届に記入する屋号は参考程度のものと考えて大丈夫です。

あえて、屋号だけを追加するために書類を出す必要はないのでご安心くださいね。

>>個人事業主は印鑑を勝手に作っていいの?