「爪水虫の人がこたつに入ると悪化しないのか?」
「家族にうつらない?」
私の父は、爪水虫・水虫と長年戦ってきました。
最近ようやく完治したのですが、昔は私にうつらないか心配したものです。
今回のテーマはこたつ。
長年水虫と戦ってきた父の経験から、こたつを使う時の注意点を紹介したいと思います。
使い方によっては問題あり
まず結論から言います。
2つのポイントを守れば、こたつを使っても大丈夫です。
爪水虫の場合、白癬菌は爪の奥に潜んでいる状態。
多少こたつを使っても、一気に症状が悪化したりうつることはありません。
ただし、使い方によっては問題あり!
悪化させる原因になってしまう可能性があります。
その2つのポイントとは…
・足のケアはどうか?
この2点が焦点になるのです。
どういうことなのか、詳しくお話します。
掃除はいつした?答えられないとヤバイ
あなたが使っているこたつ、いつ掃除しましたか?
去年はどのぐらいのペースで掃除しましたか?
答えに詰まるようなら黄色信号。
爪水虫治療に悪影響を与える可能性大!
爪水虫対策の基本は、清潔さと乾燥ですよね。
使い方を間違えると、この2つが失われてしまうのです。
本来、こたつの中は乾燥しているので白癬菌は繁殖しづらい環境です。
ところが、人は思った以上に足から汗をかきます。
素足でこたつに入れば、皮膚が敷布団に付着することもあります。
こたつの使用頻度が高い家庭では湿気がこもりがち。
白癬菌にとって好都合の環境になることがあるのです。
それなのに掃除せず放置するとどうなるか…想像するだけでもゾッとします。
週に1度でも良いので、掃除機やコロコロで掃除しましょう。
それだけでも違います。
我が家では週に1度掃除していました。
また、誰も使っていないときはこたつ布団をめくり上げて換気していました。
そのおかげか、家族にうつることはありませんでしたよ。
父の爪水虫も悪化しませんでした。
敷き布団の湿気は大丈夫?
こたつの下に布団やマットを敷いている人が多いと思います。
その敷布団やマット、干しているでしょうか?
敷布団は、あなたの汗をたっぷり吸い込みます。
放置すれば白癬菌天国になってしまいますよ。
できれば週に1回は干してほしいところです。
少なくとも月に1回は乾燥させる時間を確保するべきだと思います。
取り外して干すのが無理なら、敷きっぱなしの状態でこたつ布団を上げるだけでも良いです。
風通しを良くするだけでも全然違います。
コロコロや掃除機をあてるのも忘れずに。
1日ずっと靴下履きっぱなしもNG
足は思っている以上に汗をかいています。
あなたは家にいる間、ずっと同じ靴下を履いていませんか?
こたつに入ったとき、あなたの靴下の中は湿気で一杯。
これでは爪水虫によくありません。
水虫対策は乾燥が基本中の基本。
例えば午前と午後で靴下を履き替えるのも良いですよ。
コマメに靴下を交換することで白癬菌の増殖を予防できるし、家族にうつりにくくなります。
面倒ですが、小さなことの積み重ねで結果が大きく違ってくるのです。
塗り薬は二次感染予防に役立つ
最後に塗り薬の話をしておきます。
爪水虫用の塗り薬、使っているでしょうか?
すぐに治らないからと言って、使うのをやめてしまうのはもったいないですよ。
爪水虫は、爪の奥に白癬菌が潜んでいる状態。
確かに撲滅するのは大変です。
でも塗り薬をマメに塗れば、少なくとも外からの菌の侵入はブロックできます。
再発予防に役立ちます。
家族にうつしてしまうリスクも減るでしょう。
(家族を安心させる言い訳にもなる)
爪水虫や水虫は、治ったと思っても症状がぶり返しやすいですよね。
これは足に潜伏している白癬菌だけでなく、外から新たな菌をもらってしまうのが一因です。
塗り薬を上手に使いながら、根気よく治療に取り組んでくださいね。