私は先日、シンフォニア大阪事務所に直撃取材してきました。
モデル業界の実態など、貴重な話をたくさん聞けました。
今回のテーマは「モデルと学校の両立」です。
取材を通して見えてきたモデルさん達の様子を紹介したいと思います。
両立してる人のほうが多い!
まず結論から言います。
モデルの仕事と学校は両立できます!
そもそも、モデルさん達は何かと掛け持ちしてる人のほうが多いです。
学校、塾、部活、バイト、他の仕事…
みんな他に色々なことをやりながら、モデルの仕事を続けています。
高校からモデルを始めて、ちゃんと大学を卒業したモデルさんも多いですよ。
事務所も慣れているので、両立したい気持ちを尊重してスケジュールを組んでくれるところが多いです。
それほど心配しなくても大丈夫です。
売れるまではレッスン・オーディションと両立
もう少し具体的な話をしていきましょう。
あなたが事務所に所属契約してモデルになっても、すぐに仕事が舞い込むわけではありません。
いきなり学校生活に影響が出ることはないでしょう。
あなたが売れて指名の仕事がバンバン入るまでは、レッスンとオーディションを受けることが多くなります。
学校生活とのバランスを考えて、レッスンやオーディションのスケジュール調整すればOK。
今まで通り学校に通えます。
レッスンの忙しさは事務所によって全然違います。
強制的に色々なレッスンを受けさせるところもあれば、シンフォニアのように自由選択制の事務所もあります。
(詳細はこちらの記事を参照)
どの事務所に入るとしても、契約前には必ず面談を行うはずです。
面談のときに、学校生活との両立についても質問してみると良いでしょう。
ちゃんとした事務所なら、スケジュールの組み方などを説明してくれるはずです。
きちんと説明できない事務所は、避けたほうが良いでしょう。
有名になると仕事優先になる?
売れっ子になるまでは、スケジュール調整は簡単です。
学校生活に影響が出る心配はほとんどないと言っても良いでしょう。
問題は、売れるようになってからです。
あなたがコツコツと頑張って実績を積み重ねれば、あなたを指名した仕事が入ってきます。
そうなると断りにくそうですよね…
でも大丈夫。
テレビCMでよく見かける有名モデルさん達も、高校や大学はきちんと卒業しています。
たまに学校を休む日が出てくるかもしれませんが、基本的にあなたの気持ちが優先です。
事務所と話し合いながら仕事を組んでいくことに変わりはありません。
もちろん事務所によって考え方は色々なのですが、最近はモデルさんの生活を大事にしてくれる事務所が増えています。
事務所選びは面談が大事
モデルと学校生活の両立は十分に可能です。
でも、もしあなたが選んだ事務所が仕事最優先の考え方だったら大変ですよね。
所属する事務所選びはとても大事です。
モデルになった途端に、今までの生活が壊れたらイヤですよね。
そうならないために事務所選びのコツをお話します。
オーディションでもスカウトでも、その後には必ず面談を行います。
そこで、面談では次のことを質問しましょう。
・具体的なスケジュールの組み方
・その事務所の所属モデルの実例(レッスンの回数や学校への出席日数など)
面談でハッキリ説明せず、曖昧にごまかす事務所はNG。
別の事務所にするべきです。
面談は、事務所があなたを審査する場所ではありません。
逆にあなたが事務所を見極めて「納得して仕事を始められるか判断するチャンス」ぐらいに思っておきましょう。
優先順位を間違えないで
いかがでしょうか。
両立の不安は少しでも減ったでしょうか。
モデルと学校を両立しながら活躍しているモデルさんはいっぱいいます。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
最後に一つだけアドバイスがあります。
事務所選びの段階ではどうしても知名度やお金の話に目が行きがちです。
でも「有名=あなたにとってベスト」とは限りません。
前回「シンフォニアの評判は?」でもお話しましたが、有名な大手の事務所では内部の競争が激しいです。
せっかく入ったのに、あなたに仕事が回ってこない可能性もあります。
小さい事務所に入ると、所属モデルを売り込む力は大手より弱いかもしれません。
でも良いこともあります。
「事務所内の競争が少ない」=「あなたのチャンスが増える」という可能性もあります。
育成に熱心な事務所も多いので、大手に入るよりスキルアップが早いこともあります。
お金に関してもそうです。
入所契約金や更新料が安くても、モデルを育成する気がない事務所もあります。
詳しくは「シンフォニアでモデルになる費用は?」でもお話していますが、誰でもできるエキストラの仕事ばかり取ってくる事務所もあるのです。
そんな事務所に入ったら、いつまでも売れないしスキルアップできません。
事務所選びでは、何を優先するかが大事です。
知名度や料金ばかり気にすると失敗します。
大事なのは「無理なく働けるイメージができる」こと。
スカウトやオーディション後の面談で、納得するまで質問するのが正解です。