父は長年、水虫・爪水虫治療に頭を悩ませてきました。
去年までずっと試行錯誤。
民間療法を色々と試しても良い結果は得られませんでした。
今回はドクターフィッシュの話です。
古い角質を食べてくれるなら水虫にも良さそうな気がしますが…実際どうなのか?
父が試した結果をご紹介します。
父が週2で1か月試してみた結果
「スーパー銭湯に行ってくる!」
ある日、意気揚々と出かけて行った父。
近所のスーパー銭湯にドクターフィッシュコーナーができたのを聞いて、水虫治療に役立つと思ったようです。
週2回、通うようになりました。
それから1か月後どうなったと思いますか…?
答えは全く効果なし。
「やっぱりダメみたいだな…」
ボソッと呟いた父の表情が忘れられません。
でも、なぜ効果がなかったのでしょうか?
詳しく調べてみると、その理由が分かりました。
ドクターフィッシュで治らない理由
ドクターフィッシュが食べるのは、古くなった角質層です。
ただし、それは皮膚の表面のごくわずかな部分だけ。
角質層を丸ごと食べる…なんてことはありません。
水虫の原因の白癬菌は、感染すると角質層の奥へ奥へと侵入しようとします。
ドクターフィッシュがほんの少し皮膚の表面を食べたとしても、角質層の奥へと侵入した白癬菌には全く届きません。
むしろ足を濡らす時間が長くなるという点で、逆効果になる可能性も…
父が試して効かなかったのは、当然の結果だったのです。
初期の水虫なら効く?
「感染したばかりの、ごく初期の水虫ならどうだろうか?」
こう思った人もいるかもしれません。
効果がありそうな気がしますが、効きません。
ドクターフィッシュだけで白癬菌の全てを除去するなど不可能。
水虫治療に効果があるかというと疑問です。
本当にあなたの水虫が初期なら、そんなことする必要がありません。
市販の水虫薬を使いつつ、清潔と乾燥を心がければ済む話ですから。
症状が初期でも慢性化している人でも、ドクターフィッシュで水虫撃退は現実味がないと思います。
変な民間療法のウワサが多い理由
水虫の治し方について調べると、色々な方法がウワサされていますよね。
ドライヤー、リステリン、クエン酸…
本当に色々な方法が考えられています。
でも、これらのほとんどがウソです。
ウソというと誤解があるかもしれませんね。
「発言している本人が本当だと信じているが、実は効果がない治療法」がネット上にはたくさんあるのです。
水虫の症状って一定ではないですよね。
秋や冬になると症状が軽くなる人も多いし、一時的に完治したように見えるときもあります。
これが色々なウワサの原因になるのです。
民間療法を試した時期と症状が軽くなる時期が重なると「この治療法は効果があった」と思い込んでしまいます。
嬉しいからネットにも書き込みたくなる。
こうして、民間療法のウワサが広がっていくのです。
足を日光消毒するのはヤバイ
足に潜んでいる白癬菌を倒したい。
だからと言って、無茶な治療はやめてください。
実は、父がそれをやって大変なことになりました。
色々と失敗している父ですが、大変だったのが足を日光消毒しようとしたときです。
日光消毒って体に優しそうなイメージですが、とんでもない!
いい年した父が涙目になっていましたよ。
詳しくは「爪水虫と日光消毒について【父親が試したら笑えない結果に】」をご覧ください。