父は少し前まで、水虫・爪水虫で悩んでいました。
まだ水虫が治る前の頃、父のメタボが気になったので「ジョギングでもしてみたら」と言ってみました。
すると、父はこう返事をしたのです。
「ジョギングは水虫が悪化するから嫌だ」
父の言うことは本当なのでしょうか。
詳しく調査してみました。
ランニングシューズが3足以下だとヤバイ
「ジョギングで水虫になった」と言う人はたくさんいるのですが、はっきりした統計調査はありません。
というのも、水虫は何が原因か特定するのが難しいんです。
・職場のスリッパ
・仕事中履きっぱなしの革靴
生活習慣の中で、原因になるものはたくさんあります。
ただし、一つだけはっきりしていることがあります。
ランニングシューズを何足持っているかで水虫になる確率が変わるのです。
例えば毎日ジョギングしている人なら、3足以下しか持っていない人は確率が高くなります。
ある調査では、リスクが2倍~5倍ぐらい高まるそうです。
毎日走っていても、4足を履き回す人はリスクは上がりませんでした。
水虫対策を考えるなら、ランニングシューズは4足で使いまわすのが正解。
2日おきに走るなら、2足でもいいでしょう。
大事なのは、靴を乾燥させる時間をしっかり確保すること。
1回履いたら、3日乾燥させると安心です。
サッカー選手との違い
スポーツ中は汗をかきますよね。
水虫はスポーツをしている人なら、誰でも気になるもの。
サッカー選手も同じです。
ところが、サッカー選手は「水虫の人の割合が他のスポーツよりも少ない」と言われています。
あんなに走り回るのに、なぜでしょうか?
理由は、日頃のケアです。
ボールの衝撃、相手選手との接触、泥汚れ…
サッカーは靴を酷使しますよね。
そのため、日頃から入念に靴をお手入れする人が多いのです。
掃除をしたり、乾燥させたり…
手入れをサボるとすぐに靴がダメになります。
一方でジョギング愛好家は、そこまで靴のお手入れを気にしません。
この差が水虫にも影響していると言われています。
あなたは走った後、靴を放置していませんか?
水虫になりやすい人は、靴の状態が悪いのかもしれませんよ。
ランニングシューズのお手入れ
ランニングシューズのお手入れ。
今まで全然考えてこなかった人は、次の2つだけ実践しましょう。
・通気性のいいところで陰干しする
まず外から帰ってきたら、ササッと汚れを落とします。
表面の汚れを少し落とすだけでも、白癬菌の増殖を遅らせることができますよ。
さらに、陰干しです。
水虫予防は乾燥が第一。
靴箱にしまう前に、きっちり乾燥させておきましょう。
日当たりのいい場所で日光消毒しても良いのですが、湿った状態から急激に乾燥させると靴の劣化が早まることがあるそうです。
ランニングシューズを4足で履き回すなら、陰干しで十分。
あえて日光に当てる必要はありません。
すでに水虫になっている人へ
「もうすでに水虫になっている」
「治ったり再発したりを繰り返している」
もしあなたが水虫を何度も繰り返しているなら、爪を確認してください。
再発する人は、爪に白癬菌が潜んでいることが多いんですって。
特に足の指の間に水虫ができている人は、爪に潜んでいる可能性が高いです。
皮膚の水虫は、乾燥を心がければ治ります。
でも、爪に入っていると何度でも発症して、最終的には爪が変形し始めます。
今はキレイな爪だったとしても、予防的に爪のケアも意識しましょう。
症状が出始めると、手強いです。
そうならないうちに、爪用の水虫薬を使うのをおすすめします。
私の父は爪水虫の症状が出てから、慌てて対策を始めました。
市販の水虫薬を使い、爪を削ってから塗ったのです。
ところが爪を削って薬を塗っているうちに、もっと深刻な状態になったんですけどね…
詳しくは「爪水虫は削ると悪化する!」をご覧ください。