私の父は長年、水虫・爪水虫と戦っていました。
水虫と戦っているうちに、爪水虫も発症したんです。
家族としては気になります。
水虫の人がいると気になるのが爪切り。
父は爪水虫になる前、こう言っていました。
「爪は正常だから大丈夫」
実際、爪切りでうつるのでしょうか?
うつるとすれば、消毒方法はあるのか調査しました。
うつる可能性はある
結論から言うと、うつる可能性はあります。
でも可能性は低いです。
もともと白癬菌の感染力は高くありません。
常に乾燥している爪切りは、白癬菌も増殖しにくいのです。
ホッとしたところで恐縮なんですが、安心するのはまだ早いかもしれません。
爪に白癬菌が潜伏している場合、可能性が倍増するんですって。
よくあるのがこんなパターン。
足の裏に水虫発症
↓
足の爪水虫発症
↓
手の爪水虫発症
実際、父がこのパターンでした。
手の爪がボロボロになる…怖いですよね。
爪切りや爪を削って薬を塗るときに、手の爪に白癬菌が付着することが原因と言われています。
詳しくは「爪水虫は削ると悪化する」をご覧ください。
爪水虫じゃない人も可能性はある
「自分は爪水虫じゃない。ただの水虫だから大丈夫」
そう言いたいのはわかりますが、安心できません。
見た目はキレイな爪でも、すでに白癬菌が潜んでいる可能性もあるんです。
特に足の指の間が水虫の人は要注意。
すでに爪にも潜んでいる可能性が高いです。
水虫・爪水虫、どちらの場合でも爪切りは清潔にする必要があります。
再発の原因になることもある
「自分は一人暮らしだから気にしない♪」
ちょっと待った!
家族がいなくてもうつるんです。
誰にうつるのか?
将来の水虫が治った自分です。
白癬菌はなかなか死滅しません。
平気で数ヶ月は生き残ります。
せっかく水虫や爪水虫が治ったのに、また白癬菌が付着したら…
自分のためにも、対策はしておきましょう。
爪をためこむタイプはNG
爪切りには大きく分けて2種類ありますよね。
一旦、爪を内部にためこむタイプと、そうでないタイプ。
水虫のリスクを減らしたいなら、ためこまないタイプを選びましょう。
こんなニッパーみたいな爪切りもありますよ。
・ためこまない
・掃除しやすい
この2つが揃っているのがベスト。
ただし、爪が飛びやすいのが欠点。
床にばら撒かないように注意して切りましょう。
アルコール消毒は効果が薄い
水虫・爪水虫の感染源になることもある爪切り。
清潔にするためには、どうすればいいのでしょうか?
消毒と言えばアルコールですが、白癬菌には効きません。
白癬菌は細菌より大きな生物です。
真菌という、カビの一種。
頑丈な細胞壁で守られているので、アルコールでは死滅しません。
徹底的に対策したいなら、別のものを使いましょう。
消毒するならカビキラーでOK
爪切りの消毒には、カビキラーを使うのが1番簡単だと思います。
もちろんカビキラー以外の他のカビ退治用スプレーもOKです。
爪切りを消毒する際の手順は次の通りです。
②カビキラーを外側・内側まんべんなく噴射
③5分放置する
④カビキラーを洗い流す
⑤しっかり乾燥させる
内側までしっかり掃除してくださいね。
面倒なら、カビキラーの原液に爪切りを沈めちゃいましょう。
どっぷり漬ければ、洗い残しもなくなります。
カビキラーは白癬菌に強いので、爪切り以外の消毒にも使えますよ。
ただし、カビキラーを直接足に吹き付けてはダメです。
父はそれで、大変なことになりました。
詳細は「水虫をカビキラーで治すとヤバイ!」をご覧ください。