私の従兄弟は中学生のとき起立性調節障害でした。
現在は完治しています。
以前「黒にんにく卵黄がおすすめ」という話をしたのですが、こんなご質問をいただきました。
にんにく点滴も効果があるんでしょうか?
実は私の従兄弟も試したことがありました。
体験談からお話させていただきます。
にんにく点滴・注射とは?
そもそもにんにく注射や点滴って何?
にんにくを絞った汁を注射するわけではないんですって。
にんにく注射の主成分はビタミンB1です。
にんにくの臭いのもとのアリシンも含まれているため、臭いはにんにくに近いです。
でも、実態は濃縮ビタミン剤です。
ビタミンB1は糖質を分解しエネルギーに代謝する働きがあります。
このビタミンB1を補うことで、即効性の疲労回復効果が期待できます。
にんにく注射と点滴の違いとは
にんにく注射と点滴。
どちらも血管に栄養を注入する点では同じです。
違いは、注入できる量と内容です。
点滴は注射よりもたくさん注入できる利点があります。
さらに、ビタミンCなどの他の栄養素も混ぜることが可能です。
点滴は栄養素を増やせる分、料金は注射より高めです。
そもそもにんにく注射・点滴は健康保険適用外。
基本的なにんにく注射で料金は2,000円前後。
初診料と合わせると4,000円ぐらいが相場です。
点滴なら3,000円~8,000円前後と幅が広くなります。
ビタミンB1以外の栄養素を入れるほど、料金が高くなります。
実際に体験してみて効いたのか?
では本題です。
従兄弟がにんにく点滴を試したのは中学2年生だったと思います。
従兄弟に感想を聞いてみました。
「体がポカポカして調子が良くなった」
「効果は感じたけど、2日後には元通り」
「受験前とか、短期間だけでも調子を取り戻したいならあり」
だいたい、このような感想でした。
ちょっと期待外れでしょうか?
効果があると感じた人の食生活はヤバイ
にんにく注射や点滴。
これらはあくまで栄養補給です。
特効薬ではありません。
ビタミン剤のサプリメントなどと同じで、不足している栄養を補うもの。
にんにく注射や点滴で効果を感じる人は、普段が「栄養不足状態」ということ。
効いた!効かなかった!と一喜一憂している場合ではありません。
体質改善という意味では、日頃から食生活を改善する方が効果が大きいでしょう。
注射や点滴に高いお金を払うより、以前紹介した「必須アミノ酸とビタミンを補える黒にんにく卵黄サプリ」で毎日栄養を補うほうが長期的に見てプラスです。
自律神経の乱れを整えるために
起立性調節障害には特効薬はありません。
毎日の食事・運動・睡眠の総合力を高める必要があるので、長期戦になります。
従兄弟も色々な治療法を試しました。
現在は完治していますが、当時は先が見えず大変でした。
そんな中で出会ったのが光目覚まし時計でした。
自律神経の調整と日光の関係性を利用した光療法。
それに運動、食事改善などを組み合わせたのです。
詳細については「起立性調節障害で薬が効かない人へ」をご覧ください。