私の従兄弟は中学生のとき、起立性調節障害でした。
現在は完治しています。
起立性調節障害の治療ってこれと言った決め手に欠ける印象ですよね。
先が見えず、不安が大きくなるばかり…
私の従兄弟も当時は色々なものを試しました。
今回は、酸素カプセルが起立性調節障害に良いというウワサについてお話します。
従兄弟も当時、週2回、2ヶ月間試したことがあったのです。
酸素カプセルが良いと言われる理由
酸素カプセルの効果では
・疲労回復
・自律神経バランスが改善する
・血行が改善する
一般的にはこのような効果があると言われています。
これが本当なら起立性調節障害の治療に大きな効果が期待できそうですね。
医学的に見ても、高気圧の環境では血行促進効果があるそうです。
普段から血圧が高い人は、良いお天気の日に体調を崩す人確率が上がるので良い面ばかりではないですが…
普段から低血圧で血行不良気味の人には試す価値はありそうです。
ただ、それなりに費用や時間がかかるので、半信半疑の人もいると思います。
私の従兄弟も半信半疑でした。
当時は不安を少しでも解消しようと必死だったので試すことにしたのです。
実際に従兄弟が試してみた結果
ではここからが本題です。
従兄弟が週2回、2ヶ月試した結果はどうだったのか?
まず本人の感想をまとめると…
「酸素カプセルを出た直後は体が楽になった」
「リラックス効果はありそう」
酸素カプセルを利用した後は、確かに元気になるようです。
ただし、長期的には疑問です。
従兄弟に聞いてみても
「起立性調節障害の症状が劇的に良くなることはなかった」
「酸素カプセルを使った日も夜眠れなかった」
私の従兄弟が試したところ、このような結果でした。
もっと簡単に酸素を取り入れ血行促進できる
従兄弟の場合は、一時的に体の調子を良くする効果は実感できました。
ただし、「酸素カプセルでなくても良いのでは?」とも思えます。
酸素カプセルには1回30分~1時間程度入ります。
安静にして目を閉じ、ゆっくり呼吸するのです。
これって、自宅でやってもリラックスできそうな気がしませんか?
そもそも酸素濃度を上げたいなら、深呼吸すればいいのです。
さらに有酸素運動をすることで血中酸素濃度も上がるし、血行促進もできます。
酸素カプセルに頼らなくても、同じ効果を得ることができます。
このことを考えると、起立性調節障害に酸素カプセルを使うのはおすすめしません。
酸素カプセルにかける費用を栄養補給にまわすほうが賢いと思います。
私の従兄弟の場合も、肉や卵、黒にんにく卵黄を積極的に食べるようにしてから症状が改善しました。
自律神経を整えるなら光のほうが良い
起立性調節障害の治療の基本は、生活リズム・食事・運動です。
自律神経の乱れは生活の総合的な要素が影響しています。
生活全般の改善が不可欠です。
その中でも特に、自律神経の乱れと関係が深いのが光です。
朝、本来起きたい時間に日光を浴びること。
これを繰り返すことで体内時計の乱れが修正されます。
ただし、起立性調節障害の人は朝動けません。
朝日が部屋にいっぱい入るなら良いのですが、そうでない場合もありますよね。
私の従兄弟の場合は、光目覚まし時計で代用しました。
布団から出られなくても、光目覚まし時計なら光を浴びることができます。
詳細については「起立性調節障害で薬が効かない人へ」をご覧ください。