起立性調節障害と水泳【プールに入るのは良いのか悪いのか】

私の従兄弟は中学生のとき、

起立性調節障害で大変な生活を送っていました。

現在は生活改善や光療法で完治していますが、

当時は本当に大変でした。

今回は起立性調節障害と水泳の話です。

水泳は症状の改善に良いのか悪いのかを

お話したいと思います。

いきなり学校の水泳の授業に参加するのはNG

体育などで水泳の授業がありますよね。

一般的には「有酸素運動は自律神経の調整に良い影響がある」と言います。

でも、私の従兄弟を見ていると

単純にはおすすめできません。

なぜなら、起立性調節障害の人は

夏が1番調子が悪いからです。

水泳は確かに効果的な有酸素運動ですが、

自律神経の乱れが大きい状態でプールに入ると

症状が悪化することが多いです。

プールでは体が急激に冷やされます。

自律神経がきちんと機能しないと

体温調節が上手くできません。

また、プールから上がったときに

重力で血流が下半身に集まりやすいですよね。

これも、自律神経が上手く働かなければ

すぐに脳貧血を起こしてしまいます。

実際、私の従兄弟も

無理して水泳の授業に参加した後は

次の日までぐったりすることが多かったです。

朝から元気だった日は

プールに入ったあとも大丈夫でしたが

体への負担は大きいようです。

プール

水泳の授業に参加したい場合は

まず市民プールなどで水中ウォーキングを

20分ぐらい試してみましょう。

それで体調が悪化しないのであれば

参加してもいいと思います。

体育の先生は病気を理解しているか?

起立性調節障害は、

一般的にはまだまだ知名度が低い病気です。

担任の先生には病気を説明していると思いますが、

体育の先生は病気を理解しているでしょうか?

病気の説明をするときのコツは、

病気について解説した本を先生に読んでもらうことです。

素人の保護者が説明するよりも、

目に見える資料を渡すほうが理解してもらうのが早いです。

体調が改善する秋や冬にプールに行こう

起立性調節障害の改善には、

下半身の筋力アップが効果的だと言われています。

下半身の筋力を鍛えることで

筋肉が血液循環を助けてくれるからです。

病気の改善に水泳を取り入れるなら、

症状が比較的安定している秋や冬に行くのがおすすめです。

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特に運動が苦手な子は、

筋トレよりもプールでウォーキングのほうが

取り組みやすいと思います。

私の従兄弟の場合も、

秋から冬にかけて運動する量を増やしたところ

症状がかなり改善したように思います。

従兄弟の治療体験談

起立性調節障害には特効薬はありません。

メトリジンやリズミックなどで

血圧をコントロールする対症療法が中心。

食事、運動で体質改善をするのも

効果が発揮するまでに時間がかかります。

私の従兄弟もあらゆることを試しました。

従兄弟の治療体験談については、

「起立性調節障害で薬が効かない人へ」をご覧ください。

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