従兄弟が中学生のとき起立性調節障害になった話をしました。
すると、こんなご質問をいただきました。
従兄弟が朝コーヒーを飲んでみた結果
結論からお伝えすると、
カフェインはやめたほうがいいです。
私の従兄弟も起立性調節障害になってすぐの頃、
午前中のダルさを改善するために
コーヒーを飲み始めました。
最初の1週間ぐらいは
「なんとなく調子が良い気がする」と言っていたのですが…
だんだんとコーヒー効果も実感できなくなり、
症状は以前より重くなっていました。
後から分かったことですが、
起立性調節障害のような自律神経の乱れが原因の病気に
カフェインは悪影響が大きいんですって。
一時的に交感神経を刺激して体が活発になるのですが、
カフェインが切れた後の反動が大きい。
さらにカフェインを常用すれば体に耐性ができて、
必要な量がどんどん多くなってしまうのです。
コーヒー以外で注意するべきもの
起立性調節障害は思春期の人がなりやすいので、
コーヒーを普段から飲んでいる人は少ないかもしれません。
でも、コーヒー以外にも要注意のものがあります。
それは、チョコと緑茶です。
特にチョコレートは要注意。
毎日食べている人もいるのではないでしょうか。
チョコレートにはコーヒーの1/6程度のカフェインが入っています。
知らず知らずのうちに
起立性調節障害を悪化させている可能性があるのです。
栄養ドリンクもやめましょうね。
従兄弟が克服したきっかけは光目覚まし時計
カフェインやメトリジンなどの血圧を上げる薬は、
どれも対症療法です。
一時的に元気になったり症状を改善する効果はありますが、
根本的な治療にはなりません。
自律神経の乱れをどう立て直すか。
起立性調節障害の治療はここがポイントです。
従兄弟は薬などの治療と同時に、
光目覚まし時計を使った光療法を取り入れました。
詳しくは「起立性調節障害で薬が効かない人へ」をご覧いただきたいのですが、
自律神経の乱れを立て直すきっかけになったのだと思います。