断熱カーテンライナーで結露は予防できない!むしろ逆効果かも

窓の結露

我が家ではこの夏から断熱カーテンライナーを使用しています。

使い始めて初めての冬。

「断熱できるんだから、結露も予防できるんじゃない?」

そう思っていた時期が私にもありました…

断熱カーテンライナーは逆効果!

結露なんてしない。

すっかり安心していた私は、窓の様子を全然見ていませんでした。

そして今朝(気温6℃)の窓の様子がこちら。

断熱カーテンライナーと結露

「結露しまくってる!」

「断熱カーテンライナーしてない窓よりひどい!」

なんでなの?

窓からの冷気をカットしてくれるはずなのに…

カビもびっしり発生していました。

断熱カーテンライナーと結露

改めて調べてみると、結露に逆効果になる原因が分かりました。

断熱カーテンライナーが結露を悪化させる要因

なぜ結露を悪化させるのか?

実は、断熱カーテンライナーには2つの落とし穴がありました。

1つ目は隙間の問題。

カーテンレールに引っ掛けるだけだと、横や上に隙間ができる。

断熱カーテンライナーと結露

完全に塞げばいいのですが…

そんなことしたら、断熱カーテンライナーのメリットが台無し。

「カーテンのように開け閉めできる」のが長所なのに、完全密閉してしまうのはちょっと…

横や上は塞いだとしても、完全密閉はできません。

そしてもう1つの落とし穴が透湿性がないこと。

断熱カーテンライナーはビニール製。

湿気も空気も通しません。

我が家のカーテンライナーも、水滴でビショビショ…

断熱カーテンライナーと結露

普通ならすぐ蒸発するレベルの結露でも、なかなか乾きません。

逆転の発想で結露対策

結露=断熱

こればかり考えていると、対策方法は限られてしまいます。

とにかく窓に水滴がつかなきゃいいんです。

以前「緩衝材以外の結露対策【サーキュレーターで解決】」でも話しましたが、空気を動かし続けるのはいい手ですよ。

空気が動き続ければ水蒸気が水滴に変わる暇がありません。

水滴に変わったとしても、すぐ蒸発します。

結露を予防するなら一晩中サーキュレーターを窓に向けましょう。

一晩中つけても電気代は数円です。

サーキュレーターと結露

それが嫌なら、朝、結露した窓に風を送りましょう。

結構、すぐに乾くんですよ。

こちらはサーキュレーターを使い始めて5分後の写真。

サーキュレーターと結露

サーキュレーターのパワーにもよりますが、結構すごいでしょ。

扇風機でも大丈夫です。

30分後には、ほとんど結露がとれました。

サーキュレーターと結露

結露したとしても、すぐ乾かせばカビは発生しにくくなります。

結露対策で肌荒れが改善する例も

結露を放っておくとカビが生えますよね。

見た目が汚くなる。

これだけでは済まない問題があるんですよ。

カビは常に繁殖しようとしています。

胞子を部屋中に飛ばしているんです。

部屋にカビが生えるだけならまだマシ。

最悪なのは肌にカビがつくこと。

「顔カビ」という言葉を知っていますか?

しつこい肌トラブルの原因を調査してみると、カビが原因だということがよくあるのです。

冬の肌トラブルは乾燥が原因だと思いますよね。

乾燥肌対策で保湿をした肌はカビにも快適。

普通ならカビが付着しても、肌のバリア機能で対処できます。

でも、窓が結露してカビの胞子が部屋中に充満していると…対処しきれません。

対処しきれなくなると、湿疹・ニキビ・顔の赤み・ザラザラ肌が悪化します。

窓の結露だけでなく、エアコンのカビも要注意。

定期的に掃除しておきましょう。

顔カビについて詳しく知りたい人は「顔カビと顔ダニの症状の違い」をご覧ください。

緩衝材以外の結露予防【扇風機かサーキュレーターで解決】

窓をあける

以前緩衝材やビニール袋を使った窓断熱を紹介しました。

するとこんなコメントをいただきました。

もっと簡単な方法はないの?緩衝材は面倒

今回は窓に何も設置せずに

結露対策をする方法がないか調べました。

扇風機かサーキュレーターを使えば結露しない

「結露対策は断熱しないとダメ。」

私はずっとこう思っていました。

ところが色々と調べてみると

断熱しなくても結露対策ができることが分かったのです。

扇風機かサーキュレーターで窓に風を送り続ける。

たったこれだけで結露の予防ができるんですって。

なぜ扇風機やサーキュレーターで結露予防できるの?

窓にできる結露は

部屋の中の空気が冷たいガラスで冷やされて

水蒸気が水滴になってしまう現象です。

外気と室内の温度差がなければ

結露が発生しません。

では、温度差があっても結露を発生させたくない場合は?

室内の空気が窓に触れて冷える時間をなくせばいいのです。

サーキュレーターや扇風機で気流をつくれば

空気がガラスに触れてもすぐに移動します。

水蒸気が水滴にかわる暇がないのです。

水滴にかわったとしても

風ですぐに乾きます。

ぜひ試してもらいたいのですが

1番弱い風量でも結露が発生しにくくなりますよ。

マンションなら換気扇も効果的

マンションにお住まいの人なら

キッチンの換気扇を回しっぱなしにするだけでも

結露予防をすることができます。

換気扇の効果は部屋の間取りや気密性で大きく変わります。

一軒家では全部の部屋の結露を防止するのは難しいですが、マンション住まいなら成功することが多いようです。

換気扇は24時間つけっぱなしでも

月に数百円程度しか電気代がかかりません。

最も手軽でコスパがいい結露対策かもしれませんね。

緩衝材シートを窓に貼らずに断熱【緩衝材以外の安い結露対策も紹介】

プチプチ窓断熱

以前、西日対策や冷暖房効率アップのために

緩衝材とつっかえ棒を使った窓断熱方法を紹介しました。

今回は、もっと簡単な断熱方法をご紹介します。

緩衝材も使いますが、緩衝材よりも安く断熱できる方法もありますよ。

レースカーテンを緩衝材で挟んで断熱

窓断熱の基本は、外の空気と室内の空気を直接触れないようにすること。

緩衝材シートを貼るのも、窓と部屋の間に空気層を作るためでした。

でも窓に貼るのって面倒ですよね。

外したくなってもすぐに外せないし。

そういう場合は、レースカーテンを緩衝材シートで挟めばいいんです。


緩衝材
レースカーテン
緩衝材
室内

この順番になるように設置します。

写真で見るとこうなります。

プチプチを洗濯バサミでカーテンに設置

この写真のように緩衝材シートで挟めば、

カーテンに空気層を作ることができます。

即席の断熱カーテンですね。

洗濯バサミで緩衝材シートを固定できる

この方法の1番のメリットは、設置するのが簡単なところです。

この写真のように、洗濯バサミで挟んでしまえばOK。

レースカーテンをプチプチと洗濯バサミで断熱性アップ

緩衝材シートを窓より大きめにしておけば、上下左右の隙間を埋めることもできます。

レースカーテンに挟むと、意外と見た目も綺麗です。

太陽の光に照らされると、キラキラするので高級感が上がるような気さえします(笑)

緩衝材より安く窓断熱したい人へ

断熱材としてコスパ最強と言われる緩衝材シートですが、実はいいお値段しますよね。

ホームセンターでメートル単位で買うと、5メートル巻で千円近くします。

もっと安い方法を探しているひとは、透明なビニール袋をセロハンテープでつなぐ方法がおすすめ。

ビニール袋で窓断熱

これなら、袋とテープの200円で窓4つぐらい断熱できますよ。

ビニール袋をつなぐ方法は、窓に直接貼り付けても効果は薄いです。

でも、先ほど紹介したレースカーテンを挟む方法なら十分な効果が期待できます。

2枚のビニールとレースカーテンで空気層を作ることができるので、簡易ですが2重窓に近い効果が期待できます。

空気を通さない素材なら何でもできるので、大きなゴミ袋をつなぎ合わせてもいいかも。

透明度が高いビニール袋を使ったほうが見栄えは綺麗です。

ビニールや緩衝材を設置するのが面倒な人は扇風機やサーキュレーターで結露予防ができますよ。

>>扇風機・サーキュレーターで予防する方法はこちら

結露対策にはこの方法で十分

レースカーテンを緩衝材やビニール袋で挟む方法は、普通に窓に緩衝材を貼り付けるよりも効果が高いように感じています。

この方法を試すようになってから、結露が発生しなくなりました。

手間や費用が少ないのに効果が高いのがうれしいですね。

汚れないし、何度でも取り外しできるのもメリットだと思います。

結露を放置していると、顔に付着したカビによって肌荒れが進むこともあります。

美容のためにも窓断熱、結露対策は必須です。

>>顔カビによる肌荒れの症状の詳細はこちら