猪名川町のハザードマップで分からない地盤の話【地元住民目線でお話します】

猪名川町と防災

以前「猪名川町の交通の利便性」というお話をしました。

基本的に猪名川町は南部が発展していて、北部は不便です。

これから猪名川町に引っ越す人には安全性も気になりますよね。

台風・地震…自然災害に猪名川町は強いのか?

今回は南部を中心に、ハザードマップでは分からないことをお話します。

阪神大震災当時の猪名川町の被害はどうだったか?

まず気になるのが地震の話ですよね。

阪神大震災のとき猪名川町の被害はどうだったのでしょうか?

兵庫県の統計データ(平成18年5月19日消防庁確定)を見てみます。

死者0人、行方不明者0人、負傷者0人。

全壊0棟、半壊0棟、一部損壊1,334棟

建物の被害はとても少なかったです。

一部損壊についても、外壁の剥がれなど軽微なものばかり。

庭のブロック塀が壊れたお宅もありましたが、町内を歩き回ってもいつもと変わらない感じでした。

ただし当時は電気とガスが止まりました。

停電はすぐに復旧しましたが、ガスは1週間ぐらいかかったと思います。

それでも周辺自治体と比べると被害はとても少なかったです。

避難所で生活することもなく、自宅で過ごすことができました。

例えば隣の川西市を見てみると…

死者4人、行方不明者0人、負傷者551人(重傷75人)。

全壊554棟、半壊2,728棟、一部損壊6,041棟

すぐ隣ではこれだけの被害が出ています。

猪名川町は山間の土地ですので

揺れには比較的強い地盤だと言えます。

地盤はある程度の強さは感じますが、山が近くにあると土砂崩れの心配はありますね。

伏見台3丁目、白金1丁目、2丁目の一部地域は要注意です。

台風や洪水には強いのか

では、猪名川町は洪水には強いのでしょうか。

基本的に猪名川町は川の上流域ですので、浸水しにくい地域です。

過去の実績を見ても、田園地帯で一部浸水被害があったぐらいです。

住宅街で浸水被害はほとんどありません。

伏見台、松尾台、白金、若葉、つつじが丘なら浸水の心配はほとんどないでしょう。

土地が安くて便利なのはここ

猪名川町では白金、若葉、つつじが丘が人気エリアです。

イオンモールが近くにあるし、比較的最近整備されたこともあって大きな家が多いです。

ただし、土地の安さや利便性を考えると松尾台3丁目が穴場だと思います。

松尾台と白金では不動産の売値が1千万円以上違うこともあります。

最近引っ越してきた人は古い物件をそのまま使わず、新築を建てたりリノベーションする人が多いです。

注文住宅で理想のマイホームを建てたいなら松尾台は狙い目です。

伏見台2丁目付近もいいと思いますよ。

どちらも日生中央駅から近いし、周辺道路も広々しています。

松尾台の様子

注文住宅を建てるときには、複数の業者を比較して決めてくださいね。

業者によって得意な工法が全然違いますし、値段も違います。

猪名川町は冬は結構冷えますので、私がこれから建てるなら断熱性を重視した家を建てたいです。