今、この記事を読んでいるあなたは焦っていると思います。
「ココアに浮いてる虫を飲んじゃった!」
開封済みでしばらく放置していたココア。
久しぶりに飲んでみたら虫の幼虫が…
小さいから気づかず飲んでしまう人って多いんですよね。
今回は、ココアにわいた虫について調査しました。
虫を飲んでも大丈夫なのか?
ゴマみたいに小さい白い幼虫や、小さな茶色の虫。
気付かず飲んでしまったけど大丈夫なのか?
結論から言うと大丈夫です。
ココアにわいた虫の正体は、シバンムシ・コクゾウムシ・ヒラタチャタテムシ。
この3種類のどれかの可能性が高いです。
どの幼虫だったとしても毒はありません。
基本的には安心してください。
お腹の中で増殖することもありません。
慌てて吐き出したり下剤を飲む必要はないと思って大丈夫です。
注意するのはアレルギー体質の人。
人によってはアレルギー症状が出ることもあります。
その場合、食べて1時間以内に蕁麻疹や吐き気などの症状が出ます。
数分経っても自覚症状がないなら、安心しても大丈夫でしょう。
あの虫はそもそも何?
シバンムシ・コクゾウムシ・ヒラタチャタテムシ。
この3つの虫は、古くから日本に生息している害虫です。
お米、お菓子を好むものもいれば、木や紙を食べるものもいます。
Youtubeにシバンムシの成虫を撮影した動画がありましたので貼っておきますね。
成虫はそこそこ大きいので、入っていれば気づくと思います。
でも、幼虫はゴマみたいに小さいので気づかないことが多いんですよね。
口の中に入れて初めて気づく人が多いのです。
これらの虫は水に浮くという特徴がありますので、ココアに粒が浮いていたら虫を疑いましょう。
なぜココアに虫がわく?
なぜココアに虫がわくのでしょうか。
調べてみると、ココアの香りに誘われるようです。
もともと虫達は至る所にいます。
あなたの家の中、家の外…どこにいてもおかしくありません。
近くにいた虫がココアの香りに反応して袋に侵入、繁殖したのです。
ココアは栄養豊富。
虫たちにはココアの保管袋の中は天国のように見えることでしょう。
キッチンで常温保存している人は、上手に密封しないと虫が発生します。
米びつや小麦粉の袋、お好み焼き粉などにも住み着いている可能性があります。
虫さえ取り除けば飲んでも大丈夫?
これらの虫は基本的には食べても害はありません。
取り除けば残りのココアを飲んでも大丈夫なのですが…私はおすすめしません。
虫が発生しているということは、確実にアレも繁殖しているからです。
「ダニ」です。
ダニは小さいので発生していても気づかないことが多いですが、ほぼいると見ていいでしょう。
虫よりも繁殖しやすいですから…
ダニが毒を持っているわけではないですが、アレルギーを引き起こしやすいのです。
虫を取り除いたとしてもダニがいる。
それでも飲みたいですか?
冷蔵庫で保管すれば虫は発生しない?
ココアを冷蔵庫で保管すれば虫はわかないのか?
それはその通りです。
シバンムシなどの害虫は、低温では活動が鈍ります。
例え入り込んだとしてもジッとしているので繁殖できません。
ココアに限らず、粉ものの保管は冷蔵庫にするのがおすすめです。
万が一体調不良になったら?
いかがでしょうか。
ココアに浮いていた幼虫や小さな虫は、基本的には飲み込んだとしても害はありません。
注意するのはアレルギー体質の人。
万が一体調が急変した場合は、病院に行きましょう。
病院に行く場合は、必ず虫がわいたココアの袋を持って病院に行きましょう。
原因がハッキリしていれば、適切な処置を受けることができます。